小学生からプログラミング学習がなぜ必要なのか?!2020年度から小学校で必須になった背景を解説します

プログラミング学習

小学生からプログラミング学習がなぜ必要なの?

2020年4月より小学校でプログラミングを学習することが必須化されました。

必須化されたのは、プログラミングで次の5つの素養を身に付けることが目的です。

論理的な思考力

問題の解決力

創造力

コミュニケーション力

プレゼンテーション力」を養うためです。

ちょっと難しそうな素養もあって、中学生や高校生もしくは大学生になってからでもいいのでは?と、思いますよね。

そこで、なぜ小学生からプログラミング学習を導入したのかを解説します。

迫りくる情報化社会に不足している人材を育成

小学生からプログラミング学習を取り入れる理由に、

  • 情報化社会に対応した人材の不足
  • あらゆる産業で情報化技術が必要な時代が来る
  • 未来の社会に適応できる人材の育成

この3つを解決・解消するために、次の5つ「論理的な思考力」「問題の解決力」「創造力」「コミュニケーション力」「プレゼンテーション力」が必要になります。

これこそが、プログラミング学習を小学生から必須化した最大の理由です。

情報化社会に対応した人材って?

まず、情報化社会って何だろうと?

抽象的で漠然としていて、なんとなくわかるようで実はわかりません。

情報化社会を、できるだけ簡単に言うと、インターネットをはじめとして、世の中には様々な情報が飛び交っています。

これらの情報を集め整理・伝達し、世の中が発展していく社会です。

その基礎となるITリテラシー(通信・ネットワーク・セキュリティ)、情報リテラシー(いろいろな情報から正しい情報を選び抜く)の能力を伸ばし活躍する人材を育てるために、プログラミング教育を行います

 情報化技術が必要な時代

今後はどのような仕事でも情報やIT技術・機器やサービスを利用するのが当たり前になります。

基礎的な知識がなければ、情報を正しく選択することも、IT機器を使いこなすことも、適切なサービスを選択することができなくなります。

目まぐるしく変化していく世の中の状況に対応するためには、出来るだけ早く基礎を学んで、
社会人になるころには、知識や技術を習得して使いこなせるようになっていることが求められます。

特に2019年の終わりごろから目立ちだした新型コロナウィルスは、瞬く間に世界中に広がりました。

その影響は甚大で、世界経済に影響を及ぼし生活スタイルまで一変させてしまいました。

テレワークやオンライン授業など聞いたことはあっても、まさか自分や自分の子供までが、この環境下で生活しなければならなくなりました。

人と直接会わなくても仕事を進めていくことも可能だという事が証明されました。

ただし、慣れるまでに時間もかかりましたし、未だに抵抗感を抱く人や会社によってはテレワーク廃止など混乱もあります。

オンライン学習にも弊害があり改善の余地はまだまだあります。

でも、これも一つずつ改善することで”できなかった”ことが”できるようになる”と言う変化をもたらします。

未来に適応できる人材の育成

そう遠くない未来に、今の職業がそのまま存在する保証はありません。

AI技術により、人間にとって変わってIT技術により、人間が行わなくても仕事が成立してしまうかもしれません。

いずれやってくる、そのような世界になると、今まで存在しなかった仕事が生まれているかもしれません。

IT技術を使ったドローン操縦士やデータサイエンティスなど、IT技術があるからこそ生まれた仕事と言えます。

そういった未来に適応できる人材を育成するためにもプログラミング教育が必要なんです。

モノづくり大国日本と言われてきましたが、それも今は昔です。

海外の安い労働力に敗れ、高スペックな製品は価格が高くなり海外では敬遠され、家電などは中国や韓国製などに押されて、今や日本製を見つける方が大変な時代。

じゃ、どうすればいいのかというと、

  • 1人が1つの会社に縛られずに仕事をする
  • 5人で回していたライン生産を2人でできるようにロボットやAIを活用
  • 同じシステムを異なる仕事で併用できるような仕組み

こういった事を実行していかないと、いつか立ちいかなくなる日がやってきます。

そのためにも、IT技術・知識を早くから身に付けるための手段としてプログラミングが叫ばれています。

どうして「論理的な思考力」はプログラミング学習で養われるのか

文部科学省がプログラミング学習に関する調査研究会議で、小学校の段階におけるプログラミング教育のあり方について議論しています。

この会議では、今後の時代を生き抜くために、氾濫する情報を読み解く読解力の重要性と情報技術を効果的に活用し解決すべき課題と解決の方向性を見出し自分だけじゃなく他者への人生や生活を豊かにしていくための方向性が示されています。

そこで、求められる資質や能力に「情報を読み解く」「情報技術を手段として使いこなしながら論理的・創造的に思考して課題を発見解決し、新たな価値を創造する」ことがあげられました。

特に注目したいのが、情報が氾濫する社会で「情報を読み解く」読解力の重要性です。

スマホや動画サイトなどによる視覚的な情報と言葉の結びつきが弱く、目に入った情報の意味を考えて読み解くことが少なくなったことで、小学校の授業で使われる教科書を読み解けていないことを心配しています。

これからの時代を生き抜いていく子供たちに、複雑な文脈の中から読み解いた情報を論理的・創造的に考えることが大切になります。

プログラミング学習が必要なのは、情報技術を効果的に活用しながら、論理的・創造的に思考し課題を発見・解決していくために、コンピュータの働きを理解し、それが自らの問題解決にどのように活用できるかをイメージする。

意図する処理がどのようにすればコンピュータに伝えられるか。

さらに、コンピュータを介してどのように現実世界に働きかけることができるのかを考えることが重要になるとされています。

学習することで論理的思考力を身に付けることが最大のミッションと言えます。

問題を解決するのに論理的思考力が必要なワケ

生きていくうえで、様々な問題や課題に直面します。

そのままにしておくと、問題や課題は大きくなるばかりで何も解決しません。

問題や課題を解決するには、問題の本質と向き合い、どうすれば解決できるか。

解決に至る手順はどうするのか?

  1. 問題を整理する
  2. 解決の道筋(順番)を組み立てる
  3. 組み立てたとおりに解決もしくは説明ができる

物事を順序だてて考える力こそ、論理的思考力と言えます。

行き当たりばったりな事をしていては、解決するどころかさらに問題がややこしくなってしまう恐れもあります。

論理的思考力を身につけ定着化させる練習方法の一つがプログラミング学習だとお考え下さい。

決してプログラマーやシステムエンジニアになるために学習するわけではありません。

もちろん、エンジニアなるためでも構いません。

子供のうちは、直感的に思いのままに遊んだりすることは非常に大事なことです。

小学5年生6年生になると、直感だけではなく物事の本質を捉えて考える機会がふえます。

それに伴い周りに考えを伝えたり、共有したりする場面も同じように増えてきます。

学校の学習以外に、プログラミングをもっと学んでみたいという事であれば、小学生向けのプログラミングスクールもあります。

こちらの記事をご覧いただき、参考にして下さい。

小学生のためのプログラミングスクール選びのポイント!