小学6年生がプログラミングを始めて3か月でどこまで出来る様になるか

小学6年生がプログラミングを始めてから3か月でどこまで出来る様になるか?

具体的に言うと、ビジュアルプログラミング言語のスクラッチを3か月でどのくらいまで習得することができるのでしょうか。

プログラミングを始めて3か月でどこまで出来る様になるか

早い子なら数週間で簡単なゲームを作ることができるようになります。

逆に、なかなか習得できない子どももいます。

習得できない子どもの特徴として、言われた課題はできるけど自ら進んで何かを作ったりすることをしない。

早く習得できる子どもの特徴として、”ゲームを作ってみたい”・”アプリを作りたい”・”ロボットを組み立てて動かしてみた”と目的がはっきりしているからです。

ビジュアルプログラミング言語のスクラッチの習得時間はどのくらいか

では、小学6年生がスクラッチを始めたらどのくらいで習得できるかは異なりますが、だいたい数週間から数ヶ月かかりますね。

スクラッチの特徴は、直感的なインターフェースでわかりやすいので、プログラミングを初めて学ぶ人にとって理解しやすいツールなんです。

だからと言って、プログラミングの基礎的な概念を理解するためには、時間と練習が必要です。

習得の条件:何をすればいいか

小学6年生程度の学力があるというのが前提です。

・プログラミングの経験が無くても、説明通りに進めれば課題をクリアできる

ビジュアルプログラミング言語は、ある程度見れば大まかに理解できます。

スクラッチにはたくさんのお手本があり、その通りに真似ればできます。

自分が新人時代には先輩のプログラムを何度も何度も読み解き真似してました。

・継続する力があるか

小学生でも低学年のうちは飽きっぽく、なかなか継続するのは難しいと思います。

遊びたい気持ちが優るので、考えることはまだまだ苦手ですね。

・興味やきっかけ(動機)があるか

一番大事な要素です。

プログラミングを学ぶきっかけですね。

ゲーム作ってみたいとか、アプリを作って困ってる人を助けたいとか、などなど。

しっかりと強い意志を持っていれば、経験値が無くても続けられるんです。

これらの要素があると、より短時間に習得できます。

短時間に習得できると、もっとプログラミングができるようになりたいって思うんですよ。

そうなると、子どもは恐ろしいほどの吸収力でグングン伸びていくんです。

親の想像を超えますよ。

これらの要因を考慮すると、だいたい小学6年生がスクラッチを習得するのに数週間から数ヶ月程度で習得できます。

子ども一人だけでプログラミングは習得できるの?

一人で習得できる子どももいれば、サポートが必要な子どももいます。

一人で習得できる子は、自分で調べて試してみて失敗したら、どこがいけないかを考えられるような子どもです。

こういう子は希で、多くの子どもは大なり小なりサポートが必要です。

スクラッチの公式サイトには、「作る」と「見る」があって「見る」をクリックすると、他の人が作ったゲームを見るとができます。

スクラッチの公式サイトはこちらからどうぞ

https://scratch.mit.edu/

気にいたゲームを選択してプレビューで見るだけじゃなくて「中をみる」ボタンがあって、それをクリックすると、中身=プログラムを見ることができるようになってます。

同じようにやれば同じように作れます。

これが大事で、真似をしながら学んでいけます。

自分も同じ経験があります。

どうしてもできなくて、先輩に頼んでプログラムを見せてもらい理解しました。

出来るようになると、「もっとこうすれば」と自分で考え工夫するようになりました。

これは自分の経験ですが、真似る環境があればどんどん使ったほうがいいですよ。

ただ、どうしてこういうふうに動くの?など、理解できない部分も出てきます。

このタイミングでサポートしてあげるといいと思います。

プログラミング習得には、どんなサポートが必要なの?

1から10までサポートするのは意味がないので、子どもが困った時だけサポートしてあげましょう。

プログラミング経験がないとサポートなんてできないと思ってませんか?

でも大丈夫ですよ!

ビジュアルプログラミング言語のスクラッチは日本語で表記されているブロックを組み合わせるプログラミングです。

例えば、「進む」「右に曲がる」「何回繰り返す」などのブロックを組み合わせます。

子どもがうまくいかないところを見れば、子どもが思っている動きと実際の動きを見れば、ここを見直してみようと助言できます。

そして、途中まではできているなら、そこまでの過程でできた事は褒めてあげましょう。

結構モチベーションに影響してきますよ。

大雑把な助言でいいんです。

事細かに”ここがこーだあーだ”は言わない。

このあたりを見直してみたら~程度でOKです。

それで完成したら大いに褒めてあげましょう。

それだけでいいです。

さらに完成したものは公開してみんなに見てもらいましょう。

スクラッチ公式サイト内なら誹謗中傷などはないので安心してください。

子どもがもっとプログラミングを学びたいと言ったら

いくつかの選択があります。

・入門書などの書籍を購入

・youtubeなどの動画サイトを見せる

・オンライン/オフラインの専門スクールに行ってみる

入門書などの書籍を購入して学ぶ

入門書を購入して、いろいろとやってみるのはとても勉強になります。

スクラッチは子どもがプログラミングを学習するのに多くの機関で使用されています。

だから、他の学習用言語よりも入門書籍が多く出版されています。

記述してある通りにブロックを組み合わせれば、問題なく動きます。

でも、間違えたりすれは、当然うまく動きません。

ここからが大事なんですよ。

どうしてうまく動かないのか?

子ども自身が考えて修正しなければならず、まさに実地訓練みたいなもの。

これで力が付いていくんです。

まあ、この繰り返しでグングン習熟度がアップします。

youtubeなどの動画サイトを見せる

こちらは、ちょっと心配な点があります。

youtubeなどに学習用の動画はありますが、ついつい別の動画を見てしまう恐れです。

大人だって目の前に、興味をそそられるものがあれば大抵は誘惑に負けます。

まして子どもなら猶更です。

だから、あまりお薦めしません。

オンライン/オフラインの専門スクールに行ってみる

デメリットは、先に紹介した入門書籍や動画に比べて、かなり高額なことです。

学習塾以上のスクールもありますので、よーーーく検討して下さい。

もちろんメリットもあります。

スクールに入ることで、より習熟度や経験値を上げることができます。

同じ目的をもった子ども同士が繋がり、いろいろな情報をやり取りしたり知識を共有できます。

また、自分やチームで作った作品をお披露目する大会もあり、そこで客観的に評価を受ける経験もできます。

学習塾なら模擬テストで何点取れたかというのと大きな違いがあります。

模擬テストは、学校や学習塾で学んだことの理解度だと思います。

でも、プログラミングで評価を受けるのは、プログラミングの習熟度だけではなく、創造性やプレゼン力も必要になります。

社会に出ると創造性やプレゼン力の方がとても重要です。

とは言うものの、プログラミングスクールって結構お金がかかります。

まずは、入門書で親子一緒にやってみましょう。

このような書籍があるので参考程度にご覧くださいね。

Scratchスクラッチ 子ども向けプログラミングの始め方

https://www.logicalthinkingability.com/programming/post-75/ ‎

こちらが当ブログでスクラッチの始め方を紹介している記事です。

ちなみに、このブログは小学生向けのプログラミングスクールを紹介するブログですが、

地力がある子は、自分でどんどん進められるのでスクールに通う必要はないでしょう。