創造的思考力が重要な能力の一つ!プログラミング教育が子供に必要なわけ

2020年4月度より、小学校でプログラミング教育が必須化されました。

現在、世界で様々な技術やサービスが生み出されています。これらの新しい技術やサービスが生み出されるている背景に「創造的思考力」があります。

と言うことは、これから求められる人材には「創造的思考力」を兼ね備えた人材だと言えます。文科省がプログラミング教育を取り入れた背景には、このような人材の育成があります。

では、創造的思考力はどのように育まれるのでしょか。

4つのPが重要

第4次産業革命で「成功するために必要な10のスキル」を発表しました。2015年に10位だった創造力が2020年には3位と大きく順位を上げてきています。

子供用のプログラミング学習言語「Scratch」の生みの親であるミッチェル・レズニック氏は創造的思考力を育む環境には次の4つのPが大切だと考えています。

  • Project(プロジェクト)
  • Passion(情熱)
  • Peers(仲間)
  • Play(遊び)

日本では小学校に入学すると、先生1人対し生徒が20人~35人前後で、先生の話を中心に授業が進められていきます。これは中学や高校もほとんど一同じように授業が進められていきます。

これでは、創造的思考力を育むための「4つのP」は、ほぼ実践されません。現在の授業に4つのPをプラスするための一つがプログラミング教育だと考えます。

創造的思考力の先にあるものとは

小学校でプログラミング教育が取り入れられて事により、今までは先生の講義一辺倒だった授業がプログラミング学習を取り入れることで、課題を解決するためチームを組み、どうしたら解決できるか、その方法は何があるかを試行錯誤しながら達成する学習が可能だと考えられます。

仲間とチームを組み、課題に立ち向かう情熱こそ、普段の学習では体験できないことです。大事なことは、先生が主体となる授業ではなく、子供たちが主体となる授業になるということです。

問題はなにか?解決する手段は?解決したあとはどうなるのか?

このことを一つ一つ仲間と考えていくことにより、それぞれがアイデアを出して、意見交換をしながら、それぞれのアイデアを検証し解決の道を見つけ出す。学びながらワクワクも体験できます。

このことが、創造的思考力を育みます。そして将来、様々な問題を解決する人材が育っていきます。

子供の自由気ままな発想を大切にする

子供には、世間の見栄や縛りが一切ないので、大人からする突飛な発想や行動をすることがあります。でも、プログラミング学習を進める上では、この発想は否定しないでください。

子供が楽しんで学べるような環境を作り出してあげてください。

まずは目標です。プログラミングにはルールがあります。最初はルールを覚えることよりも”何をしたいか”が大事になります。

プログラミングで”ゲームを作りたい”、”アニメを作りたい”など、子供にやいたいことを決めさせるんです。大人が一方的に課題を与えると、興味を削いでしまうこともあるので、ある程度裁量を与えて始めさせると、プルグラミングのルールも覚えていきます。

楽しんで始められることが、子供にとって一番いいです。

とは言うものの、そう簡単に事は進みませんよね。目標は立てられたとして、どうやってプログラミングで目標を達成させればいいのか?

ただし、親御さんがプログラミングできなくても大丈夫です!安心して下さい。”こんなやり方はどう?”、”~するにはどうしたらいいの?”と一緒に考えてあげてください。

親御さんが投げかけた事を考えて、プログラミングを行い失敗したら、”どこがよくなかったか”と問いかけて上げて下さい。

これが実際のプログラミングでいうところの検証となります。テストして失敗を検証して、次へ進む。これが非常に大事な作業なんです。

これが理論的思考力に結びついていきます。創造力と論理的思考力を育む学習でもあるプログラミング教育には、将来子供たちが自分で考えたアイデアが形となり、人々の生活をよりよくするかもしれません。