子どもにプログラミングを体験させる方法

2020年度から小学校でもプログラミングを取り入れた授業が始まりました。

子どもがプログラミングに興味を持ち「もっとやってみたい」と言われたけど、どうしたらいいのかわからない。

そのような保護者様に向けた、「子どもにプログラミングを体験できる方法」をお伝えする記事です。

プログラミングを体験する方法

プログラミングを体験する方法として、次の3つを提案します。

  1. 子ども向けの無料プログラミング学習ツールを使ってみる
  2. 子ども向けプログラミング体験に参加する
  3. 子ども向けプログラミングスクールの無料体験教室に参加する

プログラミング学習ツールを使ってみる

無料でプログラミング学習ができるツールを紹介します。

パソコンやスマホ・タブレットがあれば、子どもがプログラミングを体験できます。

個人的にお勧めのツールを3つ紹介しますね。

Scratch(スクラッチ)

Scratch(スクラッチ)は、対象年齢8歳から16歳をメインターゲットにデザインされた、感覚的にプログラミングができるビジュアルプログラミング言語です。

一般的なプログラミングのイメージとして、キーボードに英語で構文を打ち込んでいく感じだと思います。

でも、子ども向けに開発されたScratch(スクラッチ)は、用意されたブロックを組み合わせてコンピュータに指示を与えます。

「進む」「右(もしくは左)」「10歩」のように用意されたブロックを組み合わせます。

例えば、「右」と「10歩」と「進む」を組み合わせると、指示通りに右に10歩進みます。

さらに、「繰り返し」のブロックを組み合わせて、繰り返しを4回行うと元の位置に戻るとうにできます。

子ども自身が用意されたキャラクターを用いて、

「どのような動きをさせるか」

「最後はどうしたいのか」を決めてブロックを組み合わせていきます。

大人がイメージするプログラミングとは違うかもしれません。

子どもに、大人と同様のプログラミング言語を体験させるには覚えることが多すぎて教えるほうも教わる子どもを辛いだけです。

そのため、子ども向けのプログラミング言語は見てわかるようなツールになっています。

でも、侮ってはいけません。

15,6歳が作る作品は、かなり高度にものになります。

Scratch(スクラッチ)公式サイトはこちら

Scratch(スクラッチ)は、無料で始められますが講師がいないのでこちらのサイトを参考に始めてみてください。

NHK Eテレ Why プログラミング

講師は「厚切りジェイソン」さんです。

番組の対象年齢は小学校1年生から中学生までになります。

番組は1回が10分の放送と短く飽きないようになっています。

過去の放送も視聴できるので、まずは子どもが興味を示した内容を真似することを薦めます。

真似しながら小さい成功体験を積み重ねていくと、子どもは自信を付けていきながらプログラミングを学べます。

ビスケット

ビスケット

ビスケットは、Scratch(スクラッチ)などのビジュアルプログラミング言語とちょっと違いがあります。

ビスケットは、自分で描いた絵をどのような方向にどのように動かすのかを表現します。

メガネというツールで動作を指示していきます。

ビスケット公式サイトはこちら

こちらも真似ながら覚えていきましょう。

公式サイト内に「遊び方動画」があります。

実際にどんな風に作っているか丁寧なつくりになっているので真似てみましょう。

ビスケット公式サイトの遊び方動画はこちら

当サイトにもビスケットの操作方法や作品の保存方法を解説した記事もありますので参考にして下さい。

絵が下手ですが、ヨットを描いて動かす単純作品を作ってみました。

コードモンンキー

コードモンキーは、お猿さんのバナナがゴリラに奪われてしまいます

そのバナナを取り戻す冒険ストーリー仕立てになっています。

バナナを取り戻すために、ステージごとにお猿さんに指示を与えバナナを取り戻していきますす。

ただし、最初の30ステージは無料ですがその先は有料になります。

こちらも見てわかるようなレベルとなっています。

プログラミングを学ぶというより見た目はゲームをしている感じになります。

バナナがあるところまで進むためにプログラミングしなければなりません。

Scratch(スクラッチ)のようにブロックを組み合わせるのではありません。

一部コードが記述されているので補完してプログラムを完成させます。

補完のために簡単なコードを書くので、プログラミングっぽい感じを味わえます。

コードを書かなくてもアイコンをクリックすることで、自動でコードが入力されます。

失敗しても何度でもチャレンジできます。

失敗するとどこが間違っているか教えてくれるので、どこを直せばいいのか分かり易く取り組めます。

コードモンキー公式サイトはこちら

有料コースになると、各種のコースが用意されています。

対象年齢も幼児・未就学から中学2年生までとなっています。

各学年に合わせてコースが設定されています。

動作環境の推奨はパソコンになります。

「コードの冒険」のメインモード(1から175まで)およびスキルモード(1-1から8-15まで)はタブレットでのプレイが可能です。

「ゲームビルダー」と「コード・チャットボット」はタブレットでの利用をサポートしておりません。

※「ゲームビルダー」で作成したゲームをタブレットやスマートフォンでプレイすることは可能です。

子ども向けプログラミング体験に参加する

プログラミングを体験する方法の一つにスクールなどが実施している体験教室に参加する方法を紹介します。

キッズプログラミング倶楽部

東京都千代田区にある科学技術館で開催されている体験クラスです。

公益財団法人日本科学技術振興財団が設立した施設が科学技術館です。

たのしみながら創造力や論理的思考力、問題解決力を高めることを目的に、プログラミング教室を開催しています。

キッズプログラミング倶楽部

定員:各講座先着8名まで (最少催行人数3名)
受講料:各講座 2,000円(税込)

受講時間は75分で振り返りなどのために15分の予備時間があります。

受講回数に応じた課題に取り組む個別指導型の講座になっています。

まずは1回だけの参加も可能ということなのでお試しで申し込んでみてはいかがでしょうか。

コロナ禍の状況で月に2回程度の開催となっています。

TEPIA 先端技術館

視覚的・直感的にプログラミングを学習できる『ビジュアルプログラミング』の体験ができます。

プログラミング内容は、プログラムでロボットを移動させたりすることを想定しています。

ワークショップで使う機材などはTEPIAですべて用意してくれます。

入館もプログラミングも無料となっています。

オンラインで事前に日時の予約が必要となります。

一般見学の方の当館へのご見学予約について【完全予約制】

子ども向けプログラミングスクールの無料体験教室に参加する

プログラミングスクールが実施している無料体験教室に参加する方法を紹介します。

スクールを構えているので新規の生徒を獲得したい目的もあることを前提でお読みください。

ただし、強引な勧誘はありません。

今の時代にそのような手法を使えばSNSであっという間に悪い評判が広がってしまいます。

それゆえ、プログラミングを楽しむような内容となっています。

リタリコワンダー

首都圏を中心にスクールを展開しています。

無料体験教室は、オンラインと実際に教室へ行く2つの方法があります。

子どもの好きなことやITスキルを確認した上で、体験授業の教材や課題をスタッフがカスタマイズして提供します。

体験教室は5つのコースがあります。

・ゲーム&アプリプログラミングコース

どのコースにするか迷ったらこちらを選択!

・ロボットクリエイトコース

ブロック遊びが好きな子どもはこちらを選択!

・ゲーム&アプリエキスパートコース

経験者やハイレベルを希望する子どもはこちらを選択!

・ロボットテクニカルコース

機械が好きな子どもはこちらを選択!

プログラミングスクールは各種コースがあり、体験してみたいコースを選択できます。

子どもがプログラミングに興味を持っていれば、スクールの無料体験教室で体験してみるもありです。

体験授業は子どもに合わせて行うので事前にヒヤリングがあります。

これは子どもにできるだけプログラミングを理解しやすい環境を提供するためです。

リタリコワンダー申し込み公式HPはこちら

Tech Kids School

サイバーエージェントが運営する小学生向けプログラミングスクールです。

無料体験の内容は「ゲーム開発」です。

対象は小学1年から6年生までとなっています。

開催日時は土曜日日曜日で少人数で行います。

ただ、スクールへの入学を前提とした体験授業なので体験だけしたい方は参加しないほうがいいですね。

Tech Kids School申し込み公式HPはこちら

子どもにプログラミングを体験させる方法のまとめ

プログラミングを体験させる方法を紹介しました。

子どもがプログラミングに興味を持ちやってみたいと言ったなら、無料でできるプログラミングを体験させてみてください。

いろいろと体験させてみて、もっとやりたいなら続けるといいでしょう。

プログラミングを学ぶメリットは、論理的な考え方を学ぶだけじゃなく、失敗を繰り返しながら根気よく組み立てていく過程を学ぶことが重要です。

成功体験を一つ一つ積み重ねることができるのがプログラミングです。