小学生がプログラミングを習得するのは難しいと思っていませんか?
難しいと思っている理由には、
・英語がわからないとできない
・専門知識がないとできない
・学習環境を準備できない
これだけのことを子ども自身だけで準備して学ぶなんて無理!と思っていますよね。
この記事は、プログラミング学習が思っているほど難しくないことをお伝えします。
プログラミングで何ができるのか
まず、プログラミングで何ができるるのかと言うと、
・インターネット上のサービス
・ゲームアプリ
・SNS
・人工知能
などなど、いままでに聞いたことや普段何気なく利用しているものばかりです。
プログラミングで、これだけいろいろなものを作ることができますが、特殊な能力や知識が無いと無理なのではないかと考えてしまいますよね。
プログラミングには基本となる動作が3つあります。
・順次
・条件分岐
・繰り返し
極端なことを言うと基本の3つの動作をしているだけで、実はとてもシンプルなんですよ。
どのようなプログラミング言語にもこの考え方が当てはまります。
では、基本の動きについて説明します。
・順次とは
プログラムに書かれている順番の通りに処理を行う構造です。
処理Aの次は処理Bでその次は処理Cというように進んでいきます。
・条件分岐とは
ある条件が成立したときは処理Aを、それ以外は処理Bを行う構造です。
例えば、
ゲームコントローラのAボタンが押された時だけジャンプするけれど、それ以外のボタンが押されても何もしない。
この場合、処理Aはジャンプする、処理Bは何もしないということです。
・繰り返しとは
決まった回数や条件が成立するまで同じ処理を繰り返す構造です。
言語によってルールや記述方法が異なりますが、基本動作は3つになります。
日常の生活に例えるなら、料理と同じだと思うんですよ。
目玉焼きを作るなら、
①フライパンと卵と油を用意する
②フライパンを火にかける
③油をちょっと入れる
④卵の黄身が崩れないようにフライパンへ
⑤パパは半熟、子どもは固焼き
⑥頃合いを見計らってお皿へ
①~④はいつもの手順通り(順次処理になります)
⑤はパパと子どもは焼き方が異なります(条件処理)
⑥は焼けるまでフライパンの状態をみている(繰り返し処理)
かなり大雑把ですけれど、日常で順次・条件・繰り返しの処理を自然とおこなっています。
これをプログラムに置き換えればいいわけです。
日常でもプログラムと同じように動作していることがわかりました。
どうですか?
日常の行動など整理してみるとプログラミングも楽しいと思えませんか?
まだ難しいと感じますか?
プログラミングの楽しさを知って欲しい
プログラミングに終わりってないんですよ。
1つできるようになると、次に進んでまた1つできるとすぎに進んでと、際限がなくどんどん自分が成長していくんです。
この成長は自分だけじゃなく、成長して得た知識が社会に役立つアプリの開発につながることだってあります。
自分の成長が社会や周りの人たちに役立つなら、こんな素晴らしいことはありません。
でも、小学生はまだまだ発展途上の認知能力を持っているため、抽象的な概念や複雑なコードを理解する時間が掛かってしまいます。
小学生がプログラミングをするなら何からはじめればいいの?
プログラミングは難しくないこと、楽しいことは理解できたけれど、何から始めればいいのか。
プログラミングを楽しく学ぶための多くのリソースやプログラミング言語があります。
例えば、スクラッチというプログラミング言語は、ビジュアルプログラミングであり、ドラッグアンドドロップのブロックを使ってプログラムを作成することができます。
このようなプログラミング言語は、プログラミングの基本的な概念を楽しく学ぶのに適しています。
まず、小学生のうちはプログラミングの基本を身に付けるために子ども向けに開発された代表的なスクラッチ言語の利用をおすすめします。
スクラッチ言語をおすすめする理由
あなたが、プログラミングと聞くと英語のコードを入力していくイメージではないですか?
ビジュアルプログラミング言語の中でも、子ども用学習言語のスクラッチはコードを入力するのではなく、命令が組み込まれたブロックを組み合わせていくだけで思い通りに動作するプログラミングができちゃうんですよ。
例えば、「何歩動かす」というブロックと「何度に向ける」というブロックを組みあわせて、キャラクターのネコを好きな歩数だけ移動させてから90度向けるということができます。
これは先ほど説明したプログラミングの基本構造の順次になります。
好きな歩数だけ移送させる処理と移動後に90度向ける処理を順番に行います。
このように、あらかじめ用意されている様々なブロックを組み合わせるだけで、自分が思い描いたように動作させることができます。
ブロックを組み合わせるだけなのに、プログラミングの基本構造を学べてしまうんです。
しかも無料で提供されているので、やらない理由がないと思いません?
まずはやってみましょう!
スクラッチの始め方は、このブログの記事内にありますので参考にして下さい。
https://www.logicalthinkingability.com/programming/post-75/
また、小学生がプログラミングを学ぶのに役立つ、子供向けの教材やオンラインコースもあります。
これらの教材は、年齢に合わせたわかりやすい説明や、ゲームやアニメーションなどの楽しい要素が含まれていることが多く、子供たちにとって学習がより魅力的になります。
総合的に言えば、小学生がプログラミングを学ぶことは、年齢に合わせた方法で学習が行われれば、十分に可能であり、楽しい体験になることができます。
レベルが上がるにつれて理解度がアップしていくので、コードを入力してプログラミングをしてくことが可能です。
小学生のうちは、基本的な考え方が学べるビジュアルプログラミング言語で始めましょう!