なぜ小学生でプログラミングを学習した方がいいの?メリットはある?

なぜ小学生でプログラミングを学んでおいた方がいいのか?

2020年度からプログラミング学習が必須化されていて、周りにはプログラミングができる友達もいます。

プログラミングを学ぶメリットについて解説します。

小学生からプログラミングを学んでおいた方がいい理由

学ぶ パソコン

プログラミングを学ぶ理由は「これから急激に起こる社会変化に対応できる人材になって欲しいから。」

何か問題があった時に感情や主観だけで解決しようとするのはNGです。

どのような状況であっても、客観的に問題を整理し解決の手順を分かり易く、誰でもできるように考えられる様になるために学ぶのです。

これをプログラミング的思考・論理的思考といい、実はこの思考はできているようでできていない人が多いんです。

大人になると、意外と主観的・感情的な考えで問題を解決する方が多いんです。

これは、「困っている人が大勢います。だから助けましょう!」と言っているのと同じす。

「困っている人」は何に困っているのか。

「どういった支援を必要としているのか」。

「支援する期間はどのくらいで、費用はどのくらいになるのか」。

このように必要な情報を整理し、最も必要な支援をどのくらいの規模で行えば解決できるのか。

解決するために考えをしっかりと行うことができるような大人になって欲しいんです。

大げさな言い方になりますが、これからの日本に必要な人材なんです。

プログラミングは、ただプログラムコードを記述しているだけではなく、どうしたら分かり易く簡単にできるようにするかと言うことです。

例えば、エレベータに乗って利用階数のボタンを押すと、押したボタンの階数に止まりますよね。

同時に数名乗って利用階のボタンをバラバラに押しても、ちゃんと低層階から順番に止まるようになっています。

当たり前の動作ですが、この当たり前に動作を制御できるようにプログラミングされています。プログラミング的思考はIT技術に限らず、どんな仕事にも共通する考え方です。

コロナ禍で強いられた新しい生活様式

オンライン学習

オンライン学習する小学生

会社はオンライン化によりテレワーク、学校はオンライン授業と、今までのような家での過ごし方と違い、「会社の職場」として「学校の教室」として家を利活用するようになりました。

リモート化・オンライン化が進み、会社で言うなら業務の推進に欠かせない人材が明確化し、
逆にいなくてもいい人材がはっきりとしてしまう状況を生み出した感じです。

今までなら会社に行き、席に座っていれば、なんとなく仕事をした気にもなります。

学校へ行っていれば授業に出席したことになります。

日本中が戸惑いを感じ、不安な日常を過ごしていましたね。

今まで当たり前に送っていた生活が一変し、いまだ元に戻らることもなく生活様式も変わっていきました。

そして、新たな問題・課題が生まれました。

より一層デジタル化が進んでいきましたね。

デジタルシフトによる社会的価値観が変わる

デジタル化が進めば生産性は向上し、ある意味“モノやサービス”の無料化・無人化が進みます。

デジタル化が進んでも関係ない分野も当然あります。

芸術とか音楽など感性によるものはデジタル化が出来ません。

あと伝統工芸等もそうだと思います。

そうです、数値化して分かり易くできない分野はデジタル化も難しいですね。

これからデジタル化にシフトしていく社会環境の中で、産業構造だって変わってしまうかもしれません。

社会的価値観すら変わってしまうかもしれません。

コロナ禍が過ぎ去っても「テレワークによる仕事」や「オンライン授業」はなくなることはありません。

反面、海外にあった生産拠点では、製品の調達が間に合わない事態や紛争など想定されます。

世界的に半導体が不足して、あらゆる産業に影響が出ましたね。

それにより、生産拠点の一部を海外から国内に回帰する期待もあります。

また、海外メーカーの生産拠点を日本国内に置くことも推進しています。

コロナ禍後に起こる社会変化

デジタル化

当分、コロナ禍の中で生活をしていくという事は、いままでと同じ生活様式のままでいくことはないでしょう。

コロナ禍以降、必要とされる”モノ”/”仕組み”/”サービス”を予測すると、リモート・オンライン・分散化・自動化などがキーワードとなるようなデジタルシフトが進んでいくでしょう。

新しい生活様式や、これから常識となるようなことにシフトし始めると、必ず想定以上の事が起こります。

ただただ、右往左往したちネットの情報に惑わされていてはいけません。

この変化が起きたときに、”何が起き”・”何に困っていて”・”どうやって解決するか”を考えないといけません。

これが、まさにプログラミング的な思考なんです。

これを柔軟に受け入れ、なおかつ改善してより良いものにしていくには、どうしたらいいか?

・問題はどこにあるか

・解決するにはどうしたらいいのか

・解決する手順はどうしたらいいのか

・新たな問題点を予測する

・継続していくためのサポート

それぞれバラバラに考えるのではなく、一つ一つ順を追って問題を解決するしかありませんよね。

この考え方は、プログラミング的な思考と一緒なんです。

問題を解決するために順番に一つ一つクリアしていく。

いま生活していくうえで、ほとんどのサービスはプログラミングされていて、当たり前のように、そのサービスを利用しています。

では、プログラミング的な思考を学んでおくべき理由を次にお話しします。

プログラミングを学ぶほんとの理由

テレワーク・オンライン授業など使われている技術や、普段の生活の中でIT技術を直接・間接的、また意識せずに利用しているんです。

いまや欠くことのできない技術です。

大人になれば私生活だけじゃなく社会生活で必ずと言っていいほどIT技術のサービスを利用しています。

そのサービス範囲はますます増えていきます。

仕事をするということは、“なにかしらのサービスや商品”をお客様へ提供します。

サービスであれば、どのような内容でどんな風に提供するかを仕組みから収益までを考えますよね。

まさにこれがプログラミング的な考え方なんです。

なぜかと言うと、論理的な考え方と解決手段が必ず必要なんです。

例えば、掃除をしてくれるロボットがありますよね。

あのロボットは闇雲に動いているわけではありません。

何も制御されずにスイッチを押して、ただあちこち動いていれば100時間動き続けても部屋は綺麗になりませんよね。

部屋の状況(どこに障害物があって)、どう動けば効率よく綺麗になるかを制御しています。

そのおかげで短時間で部屋が綺麗になり、利用した人は満足するわけです。

ちゃんと「考えて動き」、「汚れている部屋」の問題を解決してくれますね。

どんなことも、論理的に考えて、様々な課題を解決していきます。

これを学ぶ手段としてプログラミングがあります。

この考えたかを習得することがプログラミングを学ぶ最大のメリットです。

IT業界で働くと決まったわけじゃない!それでもプログラミングを学ぶべき?

自分の子供が将来IT業界で働くかわかりもせず、それでもプログラミングを学ぶべきなのか?

そういう疑問も出てくるでしょう。

自分の考えとしては、子供が将来どんな仕事に就くにせよ、プログラミング的な思考(=論理的思考)を学んでおくべきと考えています。

バブル崩壊以後、国力が衰えてきた日本とは逆にいまや世界経済に多大なる影響力をつけてきた中国。

世界のどこかで紛争や戦争が起き、昨日までの生活が激しく変化し世界の常識が一夜で変わってしまいそうな世の中。

日本国内にいれば、世界情勢は他人ごとなんて言っていられませんよね。

これから大人になっていく子供たちに「将来大人になって言われたことだけをしているような人間じゃなく、変化や課題に対して積極的に解決する素養」を身に着けてほしいと願っています。

2019年の年末辺りから、世界各地でコロナの影響が出始め2020年は多くの国や地域で、今までと違う生活様式を強いられることになりましたね。

このタイミングで、生活全般で人と触れ合う事に制限が生まれ、将来に向けて導入されるであろうサービスなどが急速に広がっていきました。

身近なところで言うと、コンビニのレジです。店員さんはいますが、支払いのやり取りがなくなってレジの画面をタッチして決済を選択する。

スマホやクレカなどの決済もコードを読み取るかクレカをかざすだけで決済完了です。

現金の支払いも店員さんを介することなく支払いを終えることが出来ます。

ビジネスホテルは、ロビーに誰もいなくてもチェックイン・チェックアウトが出来るようになりました。

行政手続きの一部はコンビニで済ませることもできるようになりました。

NETFLIXやDisney+やAmazonPrimeなど配信サービスは、いつでも観たいものを観ることができます。

自宅にいながら食べたいものを届けてくれるUberEATSのようなサービスは、いまや乱立状態です。

これらを支えているのがIT技術なんです。

世の中に日々起こりうる問題を、解決する手段の一つにITがあり、とても効率よくしかも一気に普及できるパワーを持っています。

子どもが大人になってIT関連の仕事をしなくても、結局はサービスを利用し解決するわけです。

さらに、必要に応じてサービス形態を変えたり柔軟な対応を求める側にいるなら、課題に取り組むわかですから、どのように解決すべきか考えますよね。

まさにこれがプログラミング的思考・論理的思考で物事を考えないといけない訳ですよ。

これがプログラミングを学ぶ(=論理的な思考で解決する手段を組み立てる)事になります。

早くから、この思考で物事を捉え解決する手段を考える訓練の一つがプログラミングなんですよ。

実際にIT関連企業で働く方に言わせると「プログラミングなんてやる必要はない」と仰る方もいます。

大人になって必要になってから始めればいいと。

例えばですが、子どもの頃からサッカーに夢中で割と上手い子が「将来はスペインのプロリーグで活躍したい」って夢とか持ちますよね。

大抵は挫折してサッカーをあきらめたりしますが、サッカーを全然してこなかった遊び程度にしかしたことのない同年代よりも数段上手いんですよ。

だから、大人になって少年向けにサッカーの指導者をすることも可能ですよね。

極端な例ですが、大人になってから始めるよりも、子どものうちから始めておけば途中で辞めたとしても、基礎的な部分が出来ているので、再開することは難しくないんです。

早くからプログラミングと言う論理的思考力の練習をしておけば、体にしみ込んで忘れないんですよ。

小さいころに習った事や覚えたことって、割といい年になっても覚えているものです。

思考力を鍛えることは、プログラミングが出来る以上に、他の教科の成績にも影響していきます。

大人になってから学ぶより、小学生のうちからプログラミングを通して論理的思考について学んでおいた方がいい。

だから、将来IT業界で働かないとしても、学んでおくべきなんです。

まずは、プログラミングに関する本を読んでみませんか?

こちらの記事を参考にして下さい。

プログラミング学習する前に読んでおくべき本 学習の本質を理解しましょう【小学生のお子さんがいる親御さん必見!?】

難しい内容ではなく、誰が読んでもわかりやすくコンピュータの仕組みからコードの読み書きやプログラミング的思考・論理的思考に関す書籍を紹介しています。

気負わずに読み進められる、プログラミング関連書籍です。

子どもがプログラミングを学びたいと言ったなら、ぜひ無料体験教室に参加して、どんな内容で学ぶのか親子で体験してみませんか。

無料体験教室を実施しているリタリコワンダーさんに関する記事はコチラをご覧ください。