小学校の学習指導要綱が改訂され、小学校でもプログラミング教育が始まります。
プログラミング教育のねらいとして「プログラミング的思考」「情報活用能力」「学びに向かう力・人間性」の育成があります。
プログラミング以外でも、「プログラミング的思考」がアップできる方法を紹介します。
プログラミング的思考力を育むブロック遊び
プログラミング的思考力は、おもちゃのブロックでも育むことができます。
まず、プログラミング的思考力とはどのようなものなのでしょうか。
文部科学省は、プログラミング的思考を
「自分が意図する一連の活動を実現するために、どのような動きの組み合わせが必要であり、一つ一つの動きに対応した記号を、どのように組み合わせたらいいのか、記号の組み合わせをどのように改善していけば、より意図した活動に近づくのか、といったことを論理的に考えていく力」
と述べています。
ブロックの組み立ては、自分の意図を実現させるために、自分が組み立てたいものに対し、どんなブロックを使ってどう組み立てるかを頭の中で整理しながら考えていきます。
頭の中で整理しブロックを組み立てていくこと、どうしたら自分が考えたものを完成させることができるかを考えて完成させる力こそ、プログラミング的思考力だと言えます。
我が家の子供のブロック遊び
我が家には2人の男の子がいます。下の子は、幼少期に知人から頂いた、お下がりのレゴブロック(バケツにブロックが入っているタイプ)を使って飛行機や車、自分で創造した宇宙基地などを作って遊んでいました。
幼稚園から帰ってくると、一人で黙々とブロックにのめり込んで楽しそうにブロックと格闘していました。それは、中学生になっても続きました。
さらに、作って出来上がった作品に対し、創造を膨らませブロックを追加したり、取り外したりしながら新しいものが出来上がっていきました。
でも、最初から思い通りに組み立てられたわけではありません。
作り出してから、自分が考えた通りに組み立てられず、何度も何度も試行錯誤を繰り返していました。
直すところ、追加するところ、削るところ、完成させるためには、もう一度頭の中の設計図を見直します。これってトライ&エラーを繰り返すことと同じで、どう改善していけば、完成に違ずけるかを考えていきます。
これを幼少期から、飽きもせず繰り返し繰り返し行ってきたんです。いつの間にか、作りたいものを完成させる方法が頭の中に出来上がっていたんです。
まさに、学習指導要綱でプログラミング教育が導入された目的でもある「プログラミング的思考慮」に他なりません。
幼少期からプログラミング的思考力を鍛える
誰でも、幼少期からプログラミング的思考力を鍛えることができるのでしょうか。
答えは子供の性格によると思います。我が家に2人の男の子がいますが、長男は直感で行し、次男は考えてから行動するタイプです。
子供の性格を見極めて、無理に幼少期からプログラミング的思考力を伸ばさなくてもいいと思います。
長男は、中学になってバスケットボール部に入部しました。弱小チームでしたが、どうすれば勝てるかを考え、チームの強みや弱みを洗い出し、各自の得意な部分と不得意な部分を見出して、全体練習と個人練習で補いました。
最終的に弱小チームのままでしたが、それぞれがどうすればチームが強くなれるかを考えるようになったんです。
要するに、子供の成長を観ながら、物事を考えて達成するために必要なことは何かを学び実践させることが大事なんです。
まさに、これがプログラミング的思考力です。
幼少期は、親子そろって遊びながら育めるブロックを試してみてはいかがですか。