子どもが宿題もやらずにゲームに夢中になって困っている親御さんへ
叱っても、子どもは親の目を盗んで、どうにかこうにかゲームの続きをしようと考えます。
うちの子は聞き分けがいいから大丈夫!
などと思っていると裏切られた時のショックは大きいですよ。
この記事は、ゲームが好きすぎて宿題はサボる、親のいう事や親の目を盗んでこっそりとゲームしてしまう子どの対処法をお伝えします。
ゲームが大好きな子どもにはゲームを作らせよう
とても突飛な発想ですが、ゲームをする側ではなくゲームを作る側になる。
好きこそものの上手なれというように、好きならとことんやらせてみてはどうでしょうか。
ゲームをするのが好きなら、ゲームをするだけじゃなく作らせてみましょうよ。
その前に一言。
なんであんなに毎日あきもせずゲームができるのか不思議です。
eスポーツ(esports)の影響もあると思います。
子どもから見れば、めちゃくちゃかっこいいですよ。
自分はゲームできないんですよ。コントローラーの操作ができないんです。
AボタンとBボタンとか上とか下とか、分らないのでなんでも押してしまいゲームオーバー。
全く面白さが理解できないんです。だからゲームできる人って、自分からすると超スゲー人なんですよ。
まあ、それはともかく夢中になるくらい好きなんだから、とことんやらせてみる。
ただし、「ゲームをする」と「ゲームを作る」を同時にすればいいんじゃないかという提案です。
ゲームを作るにはどうしたらいいの?
先ほども言いましたが、無理やりやめさせてもお互いにいいことないです。
ここまでの話は理解したけど、ゲームなんて作れるの?という疑問が頭の中に浮上してきますよね。
確かに「ゲームを作ってみよう!」と言われてもどうしたらいいの?
そもそも、子どもが毎日のようにやっているSwitchのようなゲームなんて作れるわけないじゃん。
はい、その通りです。
あれだけのゲームを作ろうと思えば大人の知恵と知識と財力が必要です。
ここで提案しているのは「自分で考えた簡単なゲーム」です。
ちょっと思い出して下さい。
子どもの頃に、「人生ゲーム」や「黒ひげ危機一髪」とかやったことありませんでしたか?
あのゲームにはちゃんとしたルールがありますよね。
でも、友達同士や家族でやるときに、勝手にローカルルールを編み出してやったことないですか?
それと一緒で、最初はテンプレートに沿って作ります。
徐々に自分なりにストーリを組み立てて、自分のゲームを作る。
最終的に、一から作る。
全てを自分で考えて作るから、ゲームをするよりも夢中になっちゃう子どもが多いらしんです。
いきなり一人じゃ出来ないので、こちらをお勧めします。
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なぜ、子どもはゲームに夢中になってしまうのか
なぜ、子どもに限らずゲームに夢中になってしまうのでしょうか?
これは子どもに限った話ではありません。高校生や大学生や社会人にも言えることですね。
ゲームに夢中になるというより、考えることが出来なくなってしまっているせい。
子どもの疑問 ゲームばかりしていると何がいけないの
ゲームが悪いとは一切思いません。
楽しく遊んでいるなら、それはそれでいいことです。
大きな懸念事項があります。
それは受動的没頭です。
ゲームは、どちらかと言えば受動的な遊びです。
受動的な遊びとは、ほとんど集中力もスキルも必要としない遊びということです。
いやいや、めちゃくちゃ集中してやってるし、コントローラーの使い方も半端なくうまくなるからと反論が来そうです。
・ゲームは常に集中力もスキルも必要としない場面も多くある
・暇つぶしにゲームをする
・嫌なことがあった日は、何も考えたくないから
「目標に向かって」とか「スキルアップのため」とか、そういったことに全然関係なくてもゲームは出来てしまうんです。
RPGのゲームにはストーリーがあり、クリアするたびに達成感みたいなものは感じますが、目標をクリアしたともいえず、スキルアップしたともいえずクリアしたということだけです。
全てをクリアすると、また次のシリーズをやりたくなる。
やりたくなるというより、やらされているようなものです。
これでは、子どもの成長にはプラスになることよりもマイナスになる要因が大きいんです。
だったら、ゲームを作ることを選択して欲しい
ゲームを作ることはいろいろなスキルアップになる
子どもには、ゲームをするのと同じだけゲームを作る時間を与えて欲しい。
ゲームを作るには、
・ストーリー
・ゲームのゴール設定
・ルール作り
・遊び方の説明
少なくともこれらの要素が必要です。
まず、自分が作りたいのはどんなゲームで、どのような背景があり、どうしたらゴールなのか
遊ぶ人にはゲームのルールや遊び方を説明しなければなりません。
一番大事なことは、このゲーム対する思い。
この中に、理論的思考力/コミュニケーション力/プレゼン力など、これから必要になってくるスキルをアップさせることが出来ます。
最初は、全然出来ないと思います。
むしろ最初からできていれば、とっくに作る側になっているでしょう。
ゲームをするばかりじゃなく、ゲームを作る楽しさを覚えて、将来必要なスキルをアップさせてあげて下さい。
一つのゲームを完成さえる成功体験を積み重ねることで子どもが自信を持つことが出来ます。