「プログラミングって将来に役立ちそうだけど、小学生からやる必要あるの？」
そう思ったことはありませんか？
2020年度から小学校でプログラミングが必修化され、保護者の間でも関心が高まっています。
でも実際のところ、どんな力が身につくのか、なぜ今の時代に必要なのかは意外と知られていません。
この記事では、子どもが小学生のうちにプログラミングを学ぶべき理由と、そのメリットをわかりやすく解説します。
小学生からプログラミングを学ぶべき理由
これからの時代、社会は急激に変化していきます。その変化に柔軟に対応し、自ら問題を発見し解決できる力が求められています。
生成AIが登場したと思えば、IT大手は次から次に新サービスとAIのバージョンアップを矢継ぎ早に行い、サービスを利用するユーザーがついていけないくらいな状況です。
だからこそ、社会変化に対応するために必要な力を身に着ける必要があるんです。
その力の一つが「プログラミング的思考」、つまり論理的に物事を捉え、順序立てて考える力です。
例えば「困っている人がいるから助けよう」と思ったとき、感情だけで行動するのではなく、「何に困っているのか」「どんな支援が必要か」「費用や期間はどのくらいか」といった情報を整理し、効果的な支援を考えられる大人になってほしいのです。
プログラミングを学ぶことは、単にコードを書くことではなく、問題を解決するための筋道を考える力を養うこと。これは社会で生きるうえで、誰にでも必要なスキルです。
✅ まとめ
- 論理的思考＝プログラミング的思考が重要
- 問題解決の筋道を立てて考える力が社会で求められる
- 小学生のうちから身につけておくことで将来の力になる
AI時代の到来と求められる力
ChatGPTのような生成AIの登場によって、社会のあらゆる分野が大きく変わりはじめました。文章作成、プログラミング、画像生成など、これまで人間が手作業で行っていた知的作業の一部をAIが代行する時代が現実になっています。
この変化の中で、単に情報を受け取るだけでなく、「AIをどう活用するか」「AIに何を任せ、何を自分が考えるべきか」を判断する力が必要になります。
その力を育む土台こそが、論理的に考えるプログラミング的思考です。AIと共存しながら、自分の頭で考える力を持つことが、これからの社会で重要になっていくのです。
✅ まとめ
- オンライン化により、生活や仕事の常識が大きく変化
- テレワーク・オンライン授業により「真に必要な力」が可視化
- 変化に適応する力が、今後ますます求められる
デジタルシフトと変わる社会の価値観
デジタル化が進むことで、生産性は上がり、サービスの無人化・自動化も加速しています。芸術や伝統工芸のような、感性や手仕事が求められる分野は別として、多くの分野がデジタルに置き換わる時代です。
これからは、「どんな社会の価値が生まれ」「どう変化していくのか」を考えながら、テクノロジーを活用できる力が求められます。
✅ まとめ
- デジタル化は産業構造や価値観そのものを変える
- 自動化・無人化は進むが、人間らしさが必要な分野も残る
- 技術と社会の関係を理解する力が大切
コロナ後に起こる社会変化と必要な力
今後もリモート・オンライン・自動化といった方向性は続きます。この社会の変化に対して、ただ情報に振り回されるのではなく、「何が起きているのか」「どう対応するか」を自分で考えられることが重要です。
こうした変化に対応するには、「問題を整理し、段階的に解決策を考える力」が必要であり、それこそがプログラミング的思考です。
✅ まとめ
- 社会の変化は継続する。柔軟に考える力が必須
- 情報に流されず、自分で考え解決する力が必要
- 順序立てて考える思考力が未来を切り拓くカギ
プログラミングを学ぶ本当の理由
プログラミングは、生活のあらゆる場面で使われるIT技術の根幹です。掃除ロボットや自動決済システムなど、身近な技術もすべて「効率的に動くように設計」されています。
その仕組みを理解することは、論理的に物事を考えるトレーニングにもなります。社会に出たとき、サービスや業務を組み立てる力としても役立つのです。
✅ まとめ
- プログラミングは身の回りの多くの仕組みを支えている
- 技術を理解し、設計する力が仕事にも直結する
- 論理的思考を養う手段としてのプログラミング学習
IT業界に進まなくても学ぶべき？
将来、子どもがIT業界に進まなくても、プログラミング的思考はさまざまな仕事や日常生活で活かせます。
例えば、サッカーを真剣に続けた子どもがプロになれなくても、指導者としての道が開けるように、プログラミングも早くから学べば「考え方」が身につき、後々大きな力になります。
また、身の回りにあるITサービス（レジ、配信、行政、ホテル、飲食など）はすべて論理的な仕組みで支えられています。それを理解することで、より良い使い方やサービスの改善にもつながります。
✅ まとめ
- IT業界に進まなくても、論理的思考は一生モノのスキル
- 子どもの頃に学んだことは、将来の土台になる
- 生活全般がITで支えられている今、理解と活用が重要
最後に：プログラミングは「考える力」を育てる学び
プログラミングは、単なるスキル習得ではありません。「問題を見つけ、順序立てて解決する力」を養うための方法です。
まずは親御さん自身が、プログラミング的思考とは何かを知ることから始めてみませんか？
以下の記事では、小学生向けにわかりやすいプログラミング入門書をご紹介しています。
また、お子さんがプログラミングに興味を持ったなら、ぜひ無料体験教室を親子で受けてみてください。たとえば「LITALICOワンダー」など、実際の学習の雰囲気を体感できますよ。