小学生向けのプログラミング学習教材を紹介します。
楽しく学びながら自分で考える力を身に着けて、中学生や高校生になるころには物事を体系的に整理し矛盾なく筋道を立てられどんな問題も解決策を導き出せるようになって欲しい!
そんな思いを込めまして、おすすめのプログラミング学習教材を紹介します。
小学生向けプログラミング学習教材
「アプリ(プログラミング言語)」「書籍」「玩具」のそれぞれの分野から教材をご紹介させていただきます。
教材を紹介する最大の目的は、中学生や高校生になって物事の事象を捉えて問題を理解し解決策を自分で考え導き出せるようになって欲しいんです。
そのための訓練の一つにプログラミング的思考=論理的思考力がとても重要となります。
特にプログラマーになるためではないので子どものころから意識しておくと自分で考えられる大人になれますよ。
プログラミング言語 Scratchスクラッチ
無料で始められる子供向けのプログラミング言語のScratch(スクラッチ)です。
指定されている指示のブロックを組み合わせてキャラクターや絵を動かしていきます。
例えば、「10歩進んで右に曲がる」という動作をさせたいときは「進む」と「右に曲がる」というブロックを組み合わせます。
子ども自身が、キャラクターにブロックを通して指示を与えます。
一般的に大人が作るプログラムはコードを書きますが、Scrach(スクラッチ)はブロックを幾つも組み合わせながら作ります。
本格的なプログラミングではありませんが、自分で考えた通りに動作するか、動作しないならどこに問題があるか、すべて自分で考えることになります。
ここがとても大事なことなんです!
与えられたことをするのではなく、すべて自分で考えて完結させます。
それがプログラミング学習のいいところですね。
とはいえ、いきなり「やってみよー」と言ってもうまくいきません。
まず、公式サイトへ行ってみましょう。
画面上部にあるタブ「見る」をクリックして下さい。
世界中の子供や大人まで、自分で作った作品をアップしていて見ることができるんです。
ゲームで遊べたり、その中身(プログラム)も見ることができます。
最初は、当然ですが何がなんだかわからないと思います。
TOPページの「作ってみよう」をクリックするとすぐに始められます。
左側にあるブロックを移動させて、ブロックをクリックすると左側のネコのキャラクターがブロックの指示通りに動きます。
このブロックを組み合わせて、ネコのキャラクターは動作します。
最初はその程度でいいですが、子どもが何をどうしたいかを考えさせます。
そのために必要なブロックがあるかないか。
必要なブロックがないなら、何を代用すればいいのか。
この繰り返しが大切です。
たくさんのお手本が「見る」にあるので、まずみて真似て覚えましょう。
お父さんお母さんが心配しなくても、子どもは勝手に吸収していきます。
プログラミングを通して、「自分で考えて解決する」一連の流れをScratchで身に着けてほしいですね。
当ブログでは、以下の記事を掲載しています。
よろしければ参考にして下さい。
プログラミング言語 ビスケット
こちらも無料で始められる子供向けのプログラミング言語のビスケットです。
特徴は、子ども自身がビスケット上で描いた絵を動かすというシンプルで分かり易いものです。
プログラミングしているというより、子ども自身が描いた絵を、どんな風に動かしていくかを考えます。
描いた絵を「メガネ」というツールを使って動かしていきます。
パソコンは公式サイトからインストールすることなく使えます。
スマホやタブレットはダウンロードすれば無料で使えます。
こちらも先ほど紹介したScratch同様に、ほかの子どもが作った作品を見ることができます。
たくさんあるので、いろいろとみて真似ればいいんです。
なんだ真似すればいいのかと思うかもしれませんが、1回で真似できるようなものではありません。
いざ作ってみると、どうしてこんな感じで動くんだろう?どうやればいいんだろう?
こんな風になるはずです。
そしてここから、どうしたらできるかを自分なりに考えてやってみて失敗して、またやってみるを繰り返します。
何度もチャレンジしていく過程で、なぜ?どうして?を繰り返すうちにプログラミング的思考力が上がっていきます。
当ブログでは、以下の記事を掲載しています。
よろしければ参考にして下さい。
Viscuitビスケット 子ども向けプログラミングの始め方
親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK
子どもにおすすめのプログラミングに役立つ教材は書籍です。
というより、プログラミングを理解したいお父さんやお母さんが子どもより先に読んでおくといいでしょう。
「親が知っておくべきプログラミング教育のポイント」、「プログラミングの基本ルール」についての説明がなされているので理解がすすみます。
こちらの教材の使い方は、まずお父さんお母さんが読んでから、同じところを子どもと一緒に読んでプログラミング体験をすることです。
プログラミング経験のない親御さんは、小学校で始まったプログラミング教育に疑問や不安があります。
それは、プログラミングを経験していないので内容が理解できないからです。
この教材はその不安を解消していくれるようにプログラミングについて親子で学べるようになっています。
ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング
ルビィのぼうけん こんにちは!プログラミング は、小学生以下のお子様も読むことができるプログラミング教材の書籍です。
子どもが興味を持てるような絵本のような冒険物のストーリー仕立てになっています。
もともと海外の書籍を翻訳していて、大人目線で読むと多少日本語が怪しいところもあります。
子どもは絵を見ながら読む進めてるというか視覚的に捉えていくので、わかりにくいとこをサポートしてあげればいいかなと。
そういう意味では、先に紹介した「親子で学べる いちばんやさしいプログラミング おうちでスタートBOOK」を読まれていると、より理解が深くなります。
絵本のような体裁ですが、読むパートと練習問題のパートに分かれています。
練習問題は絵本のパートに関連付けられた問題なので、前半の絵本を見ておけば大きな挫折なくできるでしょう。
この絵本から得られるのは、プログラミング的な思考はこういうことだよということです。
知育玩具 レゴブロック
レゴブロックとプログラミングて関係があるの?
そんな風に思われたのではないでしょうか。
実は関係があるんです。
ブロックは小さなブロックのパーツを一つ一つ組み立てて完成します。
適当に組み立てれば適当なものはできます。
飛行機や車、お城にロボットなどなんでも作ることはできます。
子どもの頭の中に「こんな飛行機を作りたい」とイメージをします。
どのブロックとブロックをつなぎ合わせていくのか、イメージの設計図を描いています。
ほとんどが失敗したりイメージと違うモノができます。
それでも、繰り返し繰り返し頭の中のイメージと設計図からブロックを組み合わせていつしか完成します。
さらに応用も聞くようになり、あのパーツとこのパーツを組み合わせせばこんなことができることまで理解します。
ブロックを組み立てることと、問題を解決することも正しい順番があり矛盾がなく進めるとゴールにたどり着けます。
そのために遊びながらちょっとずつ成功体験を積んでいくことが大事ですね。
我が家はお古のレゴブロックを貰って子どもたちがハマりました。
次男は高校を卒業するまでレゴブロックであれこれ作っていました。
いまは設計やデザインをする仕事に就いています。
まとめ プログラミング学習教材
子どものためを思い、習い事や学習塾に通わせてしまいますよね。
ついつい親の思いを子どもに押し付けてしまいがち。
我が家も幼稚園児のころ、スイミングスクールへ通わせましたが小学校へ上がったら行きたくないと言い出しました。
きっと親として何かを期待していたのですが、それは親の思い上がりでした。
それよりも、大人になってちゃんと自分で考えて行動できるように訓練してあげたほうがいいのかもしれません。
その訓練の一つがプログラミングだと確信しています。
社会人になって、直感だけで行動していては生産性が低く仕事にあぶれてしまうかもしれません。
しっかりと論理的思考を身に着けて課題や問題を整理して解決できる大人になって社会で役立ってほしいと願います。
まぁ、これも親の思い上がりかもしれませんが。
でも、論理的思考を身に着けないよりは身に着けていたほうがいいはずです。
このなかに興味があるものがあれば幸いです。
書籍なら本屋さんやAmazon他ネットで購入できるので手軽に始められますよ。
分からないことや疑問があれば、いつもでお問い合わせください。